【今こそ普及の時?】メーカー横断型MRとは

MRの仕事

こんばんは、MRからキャリアチェンジしたコータローです。

ここ最近、製薬業界ではネガティブな話題ばかり見かけるようになり、気が滅入りますね。

しかし、そんな時だからこそ明るい話題、というか少し違った視点から物事を見るようにして、今回はこちらの話題をチョイスしました。

メーカー横断型MR

カッコよく言うとサードパーティMRとか、ダサめに言うとほけんの窓口型MRとか言い方はいろいろあるかもしれませんが、要はMRがひとつの会社の製品に縛られずに、様々な製品をプロモーションできるようにすることです。

昔から多くの人が考えてきたことだと思いますが、私も5年ほど前に真剣に考えていた時期がありました。

ただ、会社を動かすような力もなく、なにも変わらないまま、ここまで至っています。

皆さんもMRをしていると、1人の医師に対して何人ものMRが少しずつ情報提供をする姿に違和感を感じたことは一度や二度では済まないぐらいあるかと思います。

一方であのメーカーの薬は良い薬なのにMRが全然ダメだから売れていないなんて患者さんにとってどうなの、といった場面もあったかもしれません。

それ以外にも薬と医療機器を別々に情報提供する必要だって全然ないですよね。

カテーテル治療を行った後に必ず抗血栓療法を行うのであれば、機器メーカーがそこまで情報提供すれば良いと思いますし、内視鏡でESDやEMRを行った後の抗潰瘍薬なども同様です。

もう少し効率的に情報提供ができるようになれば、MRに求められるスキルも高まって、いわゆる真の医療パートナーに近づけるのではないでしょうか。

ということで、そんなメーカー横断型MRの普及に関して今回は考えてみようと思いますので、ご覧頂けますと幸いです。

メーカー横断型MRとは

少し内容が重複してしまいますが、私の中の勝手な定義をご紹介しておきます。

  1. 製薬(機器もあり)メーカー複数社と一気に契約し、全ての製品の情報提供を権限を持つMR
  2. 契約はCSO企業が適しているかとは思いますが、個人でも可
  3. 診療科・疾患領域を集中させ、活動の効率化が可能

このメーカー横断型MRが生まれることにより、医師と面会する際は対象の疾患に対して自社製品のみのいわゆる点での情報提供だけではなく、その疾患・患者さんにとってベストを考えた線での情報提供が可能になります。

そして、1製品、1つの臨床データだけを何度も紹介するという人間味のない活動を続けることなく、医師の状況を鑑みた上で適した情報提供ができる可能性が高まりますので、面会のきっかけ作りも従来よりはだいぶやりやすくなるかと思われます。

また、一方でMR自身のスキルや知識はこれまでのレベル感では全く足りなくなりますので、常に勉強することが求められますが、その分やりがいも大きくなると考えられます。

ただ、やはりこのような形式のMRが生まれることにより、製薬業界全体としてMRの椅子は大きく減ることにはなると予想されますが、価値ある減少となるでしょう。

では、なぜ今なのか?

このメーカー横断型MRはこれまでも多くの人が考えてきたモデルだと思うのですが、やはり製薬企業として自社製品の売上を最大化することを考えた時には適していません。

自社の都合だけで情報提供をすることができないからです。

また、CSO企業からしてもこれをやることによって全体のパイが減ってしまっては短期的に大きなマイナスを被る可能性がありますので、簡単に手出しはできません。

個人で契約まで漕ぎつけるのも至難の業でしょう。

このような理由でこれまで普及してこなかったわけですが、今の状況であれば逆にこの形にとってはチャンスなのではないかと考えています。

と言いますのも、製薬企業としてはMRにはっぱをかければ売れるという実感もなくなってきている中で、デジタルに投資して試行錯誤しているわけですが、それもなかなか上手くいきません。

そしてその結果、早期退職も増えてきているわけですので、MRを減らすことを前提とした新たな効率的な取り組みには食いつきやすくなっているはずです。

また、CSO企業としてもここで変われなければ、ズルズルと製薬企業のMRと同様に減っていくことは目に見えていますので、なにか策を打つべきタイミングであります。

そして、個人に関しても製薬企業側が今までよりは門戸を開いてもらいやすい状況が生まれているのではないかと考えます。

このような理由から、今こそこの古くて新しいモデルが一気に普及していくべきタイミングではないか、と考えたわけです。

MRが生き残るにはMRの価値向上が必須

そもそもなぜ私がこのようなことを考えたかと言いますと、本来MRのスキルや知識、経験は捨てたものじゃないと思うのです。

しかし、現在はMRの仕組みが確立され過ぎたことにより、製薬企業としてもより効率的な運営を行う必要が出てきました。

さらにそれに追い打ちをかけるように販売情報ガイドラインで規制が厳しくなり、できることが少なくなってしまっていることは周知の事実です。

ただ、そうでなかったとしても、実際今までのMRが全員必要だったのか、と考えると、ほとんどの人はNoと答えるのではないでしょうか。

そう思うのであれば、現状を嘆くよりはシステムを変えることでMRの裁量を大きくして、医療により大きく貢献できる仕組みを新たに作り上げることが望ましいのでは、と考えました。

そうすることにより、MRの絶対数が大きく減ったとしてもMRに求められるスキル・知識・経験は高まっていきますので、中長期的にはMRの価値が向上していくのではないでしょうか。

それがメーカー横断型MRに対する私の想いです。

まとめ

ということで、今回は「【今こそ普及の時?】メーカー横断型MRとは」というテーマで書いてきました。

私自身元々あるべき姿としてこの形を思い描いてきたことでしたので、これを書いて改めて自分にできることを考えてみようという気持ちになりました。

いろいろ大変な時期ではありますが、前向きにこの状況を打破したいところですね。

それでは今回も最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。

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コータロー

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