MR(医薬情報担当者)からマーケティング職にキャリアチェンジしたサラリーマンの
コータローです。
私はワケあってMRからキャリアチェンジしたのですが、今でもMRという仕事はやりがいがあって患者さんや医師にとって重要な仕事だと誇りを持っています。
しかし、MRというとドラマなどの影響か世間一般的にネガティブな印象の方が強いのではないかと感じていますので、実際につい最近まで働いていた身として、本当はやりがいがあって楽しい仕事であるということをお伝えしていきたいと思います。
<こんな人に読んでほしい>
- MRを長年続けてきてモチベーションを保てなくなってきた方
- これからMRに転職してみようと思われる方
- 新卒の就職活動でMRのことを知りたい方
MRのやりがい3選

- 医師の考え方を変えられる
- 活動の自由度が高い
- 患者さんに希望を与えられる
それでは具体的にそれぞれ解説していきます。
医師の考え方を変えられる

これって言葉だけを見ると結構すごいことのように感じませんか?
医師というのは最低でも偏差値65程度を要する医学部を卒業しなければなれない職業でいわば学問のエリート集団です。
それを突破した人たちが6年間医学に特化して勉強して卒業したうえで実際に多くの患者さんと向き合って経験を積み上げていくのです。
その医学オタクとも言える彼らに対して、その中の王道の「治療」という分野で物申すのがMRになります。
これらを読むと益々MRごときで考えを変えることなんて無理じゃないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
そもそも新薬が出てくる疾患領域というのは大なり小なり既存の治療に問題点が存在しています。
だからこそ新薬開発が日夜進められているわけです。
現在の新型コロナウィルスに対する治療薬やワクチン開発をイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。
少し話は逸れましたが、その既存の問題点に対して解決できる点を毅然と正確に伝えるのがMRの重要な仕事になります。
それによって医師の考え方に変化を加え、よりよい治療をしてもらえるようになるわけです。
実際に医師といえどすべての疾患の治療を常に最新にアップデートし続けることなど不可能に近いですので、MRの持つ役割は大きいと考えています。
この点は心からやりがいのあることだと感じています。
活動の自由度が高い

MRは自立した営業活動ができるという意味でも面白いと思います。
MRの活動は基本的にマネージャーと大まかな方向性と課題をディスカッションした上でそこから先は自身で計画を組みます。
計画の数字に対して自身で集めた情報や市場データから分析して戦略を立てて、実行までMRにほぼすべて任されているというわけです。
この点は他業界から来たときにすごく楽しく感じたことを覚えています。
MRは自社の実績に加え、多くの場合市場データを見て分析できる環境が整っていますので、自分なりの作戦で目標達成に向けて走っていくことができます。
また、MRを長く経験されている方からすると当たり前と思っているかと思いますが、説明会や講演会といった大きな経費を必要とする企画がさらっとできる点も実は結構恵まれていると感じています。
他業界で1人の営業がそこまでの経費を使おうとするとなかなか通らないでしょう。
このようにMRはマネージャーに理解してもらえさえすれば本当に自由度の高い仕事ですので、自分なりのやり方で結果を出すことが楽しいと思える人にはオススメできます。
患者さんに希望を与えられる

これも本当にMR冥利に尽きる点だと思います。
特に私はオンコロジー(がん)領域のMRを行ってきましたので、医師から患者さんの状態についてヒアリングした上で薬剤の使い方を提案してきました。
そうすることにより、実際薬剤を処方した後にも医師からどのような効果、副作用があったかを確認することができたわけです。
業界のルール上、直接患者さんに会う機会はないものの医師から患者さんが喜んでいたという話を聞くのは嬉しいものです。
少し話は逸れますが、先日美容室に行った際、美容師さんが「10年来悩まされ続けていた皮膚疾患が新薬で嘘のように良くなった」と仰っていました。
担当している薬剤ではないものの、薬剤を普及させる身として誇りを感じたことを覚えています。
直接知らなくとも患者さんのためになっている場面は多く存在すると思いますので、この点はMRの大きなやりがいです。
まとめ
本日は「MRのやりがい3選」を挙げてみました。
- 医師の考え方を変えられる
- 活動の自由度が高い
- 患者さんに希望を与えられる
薬というのは良くも悪くもその患者さんの人生にとてつもなく大きな影響を及ぼしますが、その大きな影響の責任を担っているのがMRです。
そのような仕事ですので、間違いなくやりがいはあります。
MRに興味を持っている人やMRを誇り高く続けてきた方にご覧いただけますと嬉しいです。
コータロー
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