オンコロジーMRになることのメリット・デメリット

MRの仕事

MR(医薬情報担当者)からマーケティング職にキャリアチェンジしたサラリーマンの

コータローです。

私はこれまでMRを10年ほどやってきました。

プライマリーMRとオンコロジーMRをそれぞれ5年ほど経験し、さらにオンコロジーMRとしては血液がんも固形がんも経験しましたので、オンコロジーMRの実際については詳しい方だと思います。

今回はそんな私が考えるオンコロジーMRになることのメリット・デメリットついてお伝えしていきたいと思います。

<こんな人に見てもらいたい>

  • オンコロジーMRになるべきか迷っている人
  • オンコロジーMRのメリット・デメリットを理解したい人

それでは早速オンコロジーMRになることのメリット・デメリットを挙げていきます。

メリット

  1. オンコロジー経験者MRになれる
  2. 大学病院を担当できる
  3. 治療の進化を目の当たりにできる 

デメリット

  1. 知識に大きな偏りが生まれる
  2. 製品への依存度が高くなる

メリット①オンコロジーMR経験者になれる

鶏が先か、卵が先かのような話になってしまいますが、転職市場ではオンコロジーMR経験者を求める場合が多いですので、このオンコロジーMR経験者になれる、ことはそのこと自体メリットということです。

プライマリーMRからオンコロジーMRになった身からすると求められる要件に差があると一切思えないのですが、採用する側の企業からすると経験者の方が安心感を持てるようです。

また、今後出てくる開発品を見ていてもまだまだオンコロジー製品が多いことは事実ですので、一定の優位性はあると言えるでしょう。

メリット②大学病院を担当できる

オンコロジー事業部の営業組織は50~250名ほどの場合が多いので、少なくとも半分ぐらいのMRは大学病院を担当することになります。

こちらも①と同様ですが、転職市場を考えると大学病院の担当歴もないよりある方が評価されやすいので、そういう意味でメリットになります。

プライマリー領域で大学病院を担当しようと思うと、実績を積み上げて社内での信頼を得て尚且つタイミングも重要になりますので、なりやすさは雲泥の差です。

ただ、それだけなりやすさに差があるということはMRのレベルの差にもつながってきます。

個人的にはやはりプライマリー領域の大学病院担当MRの方が優秀と感じていますが、転職市場に出たときの評価にあまり差がないということは理解しておくべきでしょう。

メリット③治療の進化を目の当たりにできる

これは純粋にオンコロジーMRであることのメリットですね。

プライマリー領域を担当しているとその疾患の治療アルゴリズムまで変えてしまうような薬に出会うことは稀です。

しかし、オンコロジーの領域ではその薬によってこれまでの治療がガラッと変わってしまうようなことが起こり得ます。

そのような場面で医師や患者さんの喜ぶ声を間近で感じられることはオンコロジーMRならではのメリットです。

それだけ薬の持つパワーが大きいことを理解した上で、いかに患者さん毎に効果が出やすい適切なタイミングで使用してもらえるか、がオンコロジーMRの重要な役割になります。

それでは逆にデメリットについても見ていきましょう。

デメリット①知識に大きな偏りが生まれる

オンコロジーMRをしていると一般的な感覚から大きく逸れていく人が多いように思います。

多くの場合、担当する領域がプライマリーと比べてニッチだからです。

特に血液がんなどは10万人に1~5人程度の疾患が多いですので、その領域だけ勉強することの偏りはイメージしやすいのではないでしょうか。

一方で生活習慣病といわれる糖尿病は潜在患者を含めると2000万人いると言われています。

高血圧や腎機能障害も1000万人を超えると言われており、がんの患者さんでも合併しているケースが少なくありません。

オンコロジーMRの前にプライマリー領域で幅広く知識を得てきた人であれば良いのですが、そうでない場合、実際に医師と患者さんの状態について話す際にその辺りの話を理解できず、評価を落したり、チャンスを逃がしたりすることが多いのです。

しかし、オンコロジーの組織ではその部分を研修で補填することはありませんので、この知識の偏りは改善されにくい問題と考えています。

デメリット②製品への依存度が高くなる

オンコロジーMRは担当する製品が1~3製品程度とプライマリーMRと比べて少ないです。

ですので、1製品あたりに掛かる責任が重いとも言えます。

これはMR個人レベルでもそうですが、営業部や会社レベルでも同様です。

このことにより何が起こるかというと製品の売れ行きによって組織が大きく変わるということです。

売上が想定通り伸びていけば影響は少ないかもしれませんが、想定より伸びが少ない、減少に転じたとなると、そのひとつの製品の影響により組織を再構築したり、下手すると解散して別の組織と統合したり、ということにもなり得ます。

また、どれだけ順調に実績が積み上がった薬剤であってもジェネリックが出てくると同様の結果になりますね。

これらのことは特に長く同じ会社に所属したい人からするとデメリットになると思いますので、転職でオンコロジーMRを志す際には注意した方がいいと感じています。

まとめ

ということで、今回は「オンコロジーMRになることのメリット・デメリット」についてお伝えしてきました。

おそらくここ10年はオンコロジーMRバブルだったのではないか、と考えています。

この間に転職で大きく給料をアップさせた人は数多くいらっしゃると思いますが、ノバルティスオンコロジーの早期退職、ブリストルによるセルジーン買収など一時代の終焉を感じさせます。

転職でオンコロジーMRを目指す際などはひとつの参考にして頂ければ幸いです。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

コータロー

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